1831年 ウィリアム4世 戴冠記念 金メダル【PF61 CAMEO】W.W作
1831年 ウィリアム4世 戴冠記念 金メダル【PF61 CAMEO】W.W作GREAT BRITAIN 1831 William IV Gold coronation medal
1831年 ウィリアム4世 戴冠記念 金メダル【PF61 CAMEO】をご案内させて頂きます。
王と王妃、その絆を天才彫刻家ウィリアム・ワイオンが刻んだ歴史の証とも言える戴冠金メダルです。
戴冠メダルは、新しい君主が誕生した時に一番最初に作成されるコインになります。
重量:27,61g
直径:33mm
エングレーバー:ウィリアム・ワイオン
発行枚数:1,203枚(238枚が溶解され、965枚が残存していると言われています。)
鑑定番号(NGC)8219203-001
NGC鑑定では上位にPF62が2枚、こちらは準最高鑑定(同位7枚)となります。
ウィリアム4世は「船乗り王(Sailor King)」として知られ、英国海軍の支援者でもありました。

彼の治世は、ヴィクトリア時代への橋渡しとなる重要な時期です。
1831年9月8日、ウェストミンスター寺院。この日、イングランド王ウィリアム4世の戴冠式が盛大に執り行われました。
その歴史的瞬間を記念して製造された本金メダルは、芸術、王政、愛の象徴として語り継がれるべき逸品です。
そして、このメダルは英国王室彫刻の巨匠、ウィリアム・ワイオン(William Wyon)の手によって刻まれた、まさに“芸術としての記念メダル”です。
ウィリアム・ワイオンとは:
英国王室造幣局のチーフエングレーバーを務め、ヴィクトリア女王の「ヤングヘッド」肖像でも知られる伝説的彫刻家。その緻密で気品ある作風は、現代でもコレクターの間で圧倒的な人気を誇ります。
この戴冠メダルの他、「ヴィクトリアモハール金貨」や「スリーグレーセスクラウン試作銀貨」、「ジョージ4世5ポンド金貨」、「ウィリアム4世クラウン銀貨」、そして「ウナライオン」、「ゴチッククラウン」等々、数々の超名作コインを残しています。

表面にはウィリアム4世の凛とした横顔。王の威厳と理想的な統治者像がデザインされ、裏面には妻のアデレード王妃の気品あふれる優雅な姿のダブルポートレートデザインとなっています。

--- オークションレコード -----
※公開時の為替で計算しています。
2025年1月 PF62UCが約293万円で落札歴あり
15,000ドル×1.225×1.1×145円=2,930,813円
2025年1月 PF60UCが約210万円で落札歴あり
11,000 ドル×1.2×1.1×145円=2,105,400円
PF62CAMEOやULTRA CAMEOの現在の落札相場が300万円前後ですが、本国イギリスではPF62CAMEOが約390万円で販売されています。
また、オークションにはこちらのようなイレギュラー品も出品され、結構な高額を付けています。
2025年5月 「NGC INELIGIBLE TYPE」が約353万円で落札歴あり
15,000CHF×1.235×1.1×178円=3,627,195円
アクセサリー化されているため、鑑定の対象外となっています。
「NGC INELIGIBLE TYPE」とは
対象外タイプ - NGCが認定しないコイン、メダル、またはトークンの種類です。状態に関わらず、認定対象外となります。
「イギリス王室系の戴冠メダル」は非常に有望なジャンルです。
その中でも、今回ご紹介のコインは、市場での出現率が低い希少な1枚だと思います。
イギリス王室系の5ギニー金貨は、たまに見かけますし、かなりの予算が必要になります。
戴冠メダルという即位後一番最初に発行されるコインを、まだ安い価格帯であるうちに、収集していく形も資産形成(防衛)に非常に有効です。
まさに資産としても、芸術作品としても、最高峰の一枚。
このメダルは、ただの記念品ではありません。
それは、英国王室の歴史と、天才彫刻家の美意識と、職人技の極致が結晶した“永遠の作品”です。
【お支払い方法】銀行振り込み、または現金払い ※クレジットカードでのお支払いは現在は承っておりません。