チェコスロバキア|1934年 クレムニツァ鉱山再開記念 ダカット金貨【MS67DPL】
チェコスロバキア|1934年 クレムニツァ鉱山再開記念 ダカット金貨【MS67DPL】1934 GOLD CZECHOSLOV DUCAT REOPENING OF THE KREMNICA MINES
チェコスロバキア|1934年 クレムニツァ鉱山再開記念 ダカット金貨【MS67DPL】最高鑑定品をご案内させていただきます。
極めて少ない発行枚数とデザイン性から非常に人気のある「クレムニツァ鉱山再開記念(1・2・5・10ダカット)」シリーズですが、その中では一番最小のダカット金貨です。
しかし、今回ご注目いただきたい点は「DPL(ディーププルーフライク)」という評価!
DPLが付与されているダカット金貨はこちらのMS67DPLとMS65DPLのわずか2枚のみ、となっています。
直径:20 mm
重量:3.49 g
品位:.986金
発行枚数:288枚
デザイナー:Anton Ham
鑑定番号(NGC)6514983-010
NGCで「DPL」が付与されている鑑定枚数はわずか2枚、MS67DPLは最高鑑定です。
※DPL無しのMS67は鑑定総数が45枚(内、MS68が2枚)となっています。
--- 現在は存在しない「チェコスロバキア」という国家について -----
チェコスロバキアは、1918年にオーストリア=ハンガリー帝国から独立し誕生した国ですが、チェコ西部のズデーテン地方にはドイツ系住民が集中しており、1938年、ヒトラー率いるドイツはズデーテン地方の併合を要求、翌1939年にはドイツがチェコ全土を占領し、チェコスロバキアは事実上解体されてしまいます。
戦後、国が復活しますが、今度はソ連の影響下に入り共産主義国家となります。
1968年の「プラハの春」で改革を試みるものの、ソ連軍とワルシャワ条約機構軍が介入して挫折しました。
最終的に1993年、民族や政治の違いから平和的に分離し、現在のチェコ共和国とスロバキア共和国になりました。
この平和的分離は「ビロード離婚」と呼ばれています。
--- クレムニツァ鉱山とは -----
現在のスロバキア中部にあり、中世ヨーロッパ屈指の金の産地でした。
13世紀から金の採掘が始まり、1328年には王立造幣所が設立され、採れた金で直接金貨が鋳造されました。
ここで作られたハンガリーのダカット金貨は、品位が非常に安定していたため、国境を越えて国際取引の標準貨幣として使われるほど信頼されていた、といわれています。
しかし、「採掘深度の増加・地下水対策などで採鉱コストの増大」や「低品位鉱床では世界的な金価格水準では採算が取りにくかった点」、「第一次世界大戦後の経済混乱・世界恐慌などで投資が控えられた」などの理由から19世紀中頃から20世紀初頭にかけて弱体化、そして後に鉱業が停止されていました。
1934年には時代の経済環境の変化(特に金価格や技術面)によって採鉱が再び採算ラインに乗り、「再稼働」の記念として今回ご案内中の金貨が発行されました。
この地域は当時ハンガリー王国領でしたが、のちにオーストリア=ハンガリー帝国、さらに第一次大戦後はチェコスロバキアとなり、現在はスロバキアに属しています。
(クレムニツァ市城と聖カタリーナ教会)
--- オークションレコード -----
※公開時の為替で計算しています。
2023年1月 MS67が約187万円で落札歴あり
10,800ドル(BP込)×1.1×157円=1,865,160円
参考までに、同デザインの金貨で一番大きいサイズである10ダカットのオークションレコードも掲載させていただきます。
2025年8月 MS66が約912万円で落札歴あり
52,800ドル(BP込)×1.1×157円=9,118,560円
鉱業の守護聖人と鉱山設備、そして坑内で働く坑夫たちの姿が描かれたデザインで、中世から現代へと受け継がれる鉱業の連続性と誇りが、非常に物語性豊かに表現されています。
通常の未使用貨をはるかに超える鏡面状のフィールドと、立体感ある霜降り状のレリーフが確認できます。
これは実質的にプルーフに迫る外観であり、同型中でも最上位の保存状態といえます。
歴史的意義、芸術性、そして圧倒的コンディションを兼ね備えた本品は、中欧金貨コレクションの核として、またDPLが付与されている金貨がわずか2枚であるという点での将来性の面からも、極めて魅力的な一枚といえるでしょう。
【お支払い方法】銀行振り込み、または現金払い ※クレジットカードでのお支払いは現在は承っておりません。




