イギリス|1691年ウィリアム&メアリー5ギニー金貨【AU50】

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イギリス|1691年ウィリアム&メアリー5ギニー金貨【AU50】Great Britain 1691 William&Mary 5Guineas

商品No.
20240327-49
タイプ
アンティークコイン
素材
金貨
直径
36mm
重さ
41.75g
グレード
AU50
コンディション
良好
年代
1691年
イギリス
鑑定機関
PCGS
鑑定番号
29234350

イギリス|1691年ウィリアム&メアリー 5ギニー金貨【AU50】のご案内になります。

コインの状態は、かなり良いです。

表面:ウィリアム3世とメアリー2世の肖像
(GVLIELMVS・ET・MARIA・DEI・GRATIA 神の庇護、恵みによるウィリアムとメアリー)
裏面:ナッサウの紋章の盾、王冠、イギリスの紋章
(MAG・BR・FR・ET・HIB・REX・ET・REGINA・16 91 グレートブリテン、フランス、アイルランドの国王と女王)

発行枚数:不明
直径:36mm
重量:41.75g
品位:91.7%金の金貨

鑑定番号(PCGS)29234350
同年発行のAU50はこちらの1枚のみ、上位には4枚(AU53 2枚)になります。

 


数あるアンティークコインの中で王道中の王道、人気そして存在感は別格のコインになります。
昨年の東京コインショーに伺った時も、一番最初に5ギニーを扱っているコインショップを目指しました。

チャールズ2世時代の1668年からアフリカのギニアで産出された金の地金による21シリングの価値の金貨が登場して「ギニー」と呼ばれました。

ギニー金貨は、ノーブル、ユナイト、リアル、ローレルなどの金貨を統一するために作られた金貨になります。
 
(ギニー金貨が鋳造された国王の治世)

・1660-1685年:チャールズ2世
・1685-1688年:ジェームズ2世
・1689-1694年:ウィリアム3世&メアリー2世←今回ご紹介のコイン
・1689-1702年:ウィリアム3世
・1702-1714年:アン女王
・1714-1727年:ジョージ1世
・1727-1760年:ジョージ2世
・1760-1820年:ジョージ3世

 

 

(ウィリアム3世 在位1689年-1702年)

 

 

(メアリー2世 在位1689年-1694年)


長期間の英国VSネーデルランド(オランダ)での激しい対立がありましたが、共通の敵であるフランス(ルイ14世)の侵略防止のための政略結婚したと思われます。

メアリー2世は、1667年に18歳でオランダ国王のウィリアムと結婚しました。

1685年メアリー2世の父ジェームス2世がイギリス国王に即位しました。

当時の英国ではプロテスタントが大半を占めていましたが、ジェームス2世がカトリック勢力とともに国を支配していました。

ジェームス2世は、カトリック信者で英国議会との対立は深刻でした。

英国政府は、オランダに嫁いでいたジェームス2世の娘であるメアリーに英国女王として戻るようにオファーを出しましたが

メアリーが、ウィリアムと一緒にという要望を受け入れ2人を向かい入れる流れになりました。

1688年 英国議会はジェームス2世を追放し初の夫婦共同統治 ウィリアム&メアリーが国王になりました。

ウィリアム&メアリー率いるオランダ軍がイギリスに到着した時、ジェームス2世の率いる英国軍が衝突せず無抵抗のまま降伏したので「名誉革命」とか「無血革命」と言われています。

当時1600年代後半のオランダといえば、チューリップバブルがあったぐらいの金融国家でした。

カトリックから逃れて行ったユダヤ人たちが自分たちの思うがままのにビジネスをやっていた金融国家でした。

そのオランダからユダヤ人たちが王様と一緒にイングランドに入り英国を乗っ取っていったといっても過言ではないです。

1694年ウィリアム&メアリーが承認したイングランド中央銀行が設立されました。

これは現代にも非常に大きな意味を持ちました。

金貨、銀貨がお金でしたが、それを担保にして紙幣を発行したのです。

※この頃の預金は、金(ゴールド)や硬貨(主に金貨)でなされ、イングランド銀行の受付口で、xx分を預金したという証明に、銀行は、部分的に印刷された証書に、預金者名と、金額を書き込み、預金者に手渡した。

これは王様が、フランスなどの隣国との戦争の資金を自由に調達できるようになりました。

限りある金貨、銀貨を紙幣にして上限を増やせるようにした形です。

紙幣という時代になっていくことの承認を下したのがウィリアム&メアリーということになります。

しかし、中央銀行の株主はユダヤ人が占めており、戦争をするために王様が中央銀行から多額の借金をしていつの日か立場が逆転していきます。

ご存じかと思いますが、米国中央銀行FRBは、民間銀行ですし、通貨発行権は民間銀行が持っています。

アメリカがそうなら、、、色々この辺は調べてみると面白いです。

このキッカケを作ったのが、ウィリアム&メアリーのイングランド中央銀行が設立になります。

コインの話に戻ります。

共同統治していた期間が1689~1694年の4年間と短いため、5ギニーの中でも市場に出てくる頻度はかなり低い印象があります。

5ギニーの中での人気度は、1位アン女王、2位ウィリアム&メアリーの序列になります。

資産として保有すべき一番のコインは、5ギニー、2ギニーだと個人的に強く思っております。

--- オークションレコード -----
※公開時の為替で計算しています。

2024年5月 国内オークションでAU53が約757万円で落札歴あり
6,500,000円×1.165=7,572,500円

 


ウィリアム&メアリーの5ギニーはDetailが付いても・・・
2021年3月 UNC Detailが約646万円で落札歴あり
38,400ドル(BP込)×1.1×153円=6,462,720円


2021年3月 AU58が約1,262万円で落札歴あり
75,000ドル(BP込)×1.1×153円=12,622,500円



なお、現在より4年ほど前の時点で・・・
2020年8月 MS63(PCGS最高鑑定)が約6,463万円で落札歴あり
384,000ドル(BP込)×1.1×153円=64,627,200円

と、MS以上になると落札額が跳ね上がります。

アンティークコインをコレクションする場合、5ギニーはやはり別格の存在だと思います。

王道中の王道コインで、資産防衛にお役立てください。
 

 

 

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販売価格
6,250,000
円(税込)

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