ドイツ銀貨セット|1909カール・ギュンター3マルクPF64+、1913アドルフ・フリードリヒ5世3マルクPF62CAMEO

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ドイツ銀貨セット|1909カール・ギュンター3マルクPF64+、1913アドルフ・フリードリヒ5世3マルクPF62CAMEOGERMANY : 1909A SCHWARZBURG-SONDERSHAUSEN 3M,1913A MECKLENBURG-STRELITZ 3M

商品No.
20250730-120
タイプ
アンティークコイン
素材
銀貨
直径
33 mm
重さ
16.667 g
グレード
PF64+,PF62 CAMEO
コンディション
良好
年代
1909年
ドイツ
鑑定機関
NGC
鑑定番号
5786341-019

ドイツ銀貨セット|1909年カール・ギュンター3マルク銀貨【PF64+】、1913年アドルフ・フリードリヒ5世 3マルク銀貨【PF62 CAMEO】をご紹介させて頂きます。

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1909年カール・ギュンター3マルク銀貨【PF64+】
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プルーフ貨とトーンの美しさの両面を兼ね備えている希少銀貨です。

重量:16.667 g
直径:33 mm
銀品位:.900
発行枚数:プルーフ貨100枚(流通貨として別途70,000枚発行されています。)
鋳造所:ベルリン

(表面)右向きの肖像とラテン文字で「カール・ギュンター・フュルスト・ツェ・シュヴァルツバッハ・ゾンダーシュタット」

(裏面)冠を戴いた帝国鷲とラテン文字で「ドイツ帝国 / 1909 / 3マルク」

(エッジ)神は我々と共に

カール・ギュンターの死の追悼記念として発行されました。

鑑定番号(NGC)5786341-019
NGC鑑定では上位にPF65が3枚存在する準最高鑑定品となっております。

カール・ギュンター・フォン・シュヴァルツブルク=ゾンダースハウゼン(Karl Günther von Schwarzburg-Sondershausen, 1830年9月15日 – 1909年3月28日)は、ドイツの小侯国「シュヴァルツブルク=ゾンダースハウゼン侯国」の最後の君主です。

(カール・ギュンター)

 


19世紀ドイツ諸侯の中でも特に長く統治した人物の一人であり、ドイツ帝国時代に君主制の名残をとどめた「ミニ侯国」の象徴的存在でした。

1835年に父の死によりわずか5歳で即位、当初は摂政のもとで統治していました。在位期間は 1835年~1909年の約74年間と長期にわたります。

ドイツの激動の時代(1848年革命、ドイツ統一、ドイツ帝国成立)をまたぐものでした。

小侯国ながら、1871年のドイツ帝国成立時には帝国の一部として存続し、彼自身は帝国議会の上院(連邦参議院)構成君主の一人となりました。

実質的な主権は失われていく一方で、形式的な君主制の尊厳を保ち続けた人物です。

治世中には、シュヴァルツブルク侯国独自の貨幣や切手、勲章などが発行され、現在ではコレクターの間で高値で取引されています。

長年の時を経て自然に形成された銀地に浮かぶ深みのある美しいトーン。機械的な光沢とは一線を画し、唯一無二の風格を与えています。まさに時が織りなす芸術。

鏡面のようなフィールドと、シャープに浮き出た肖像も魅力のひとつです。

ドイツ帝国時代、侯国文化の終焉を象徴するこの一枚は、コレクターズアイテムとして非常に評価が高く、歴史的背景・芸術性・保存状態の三拍子が揃った逸品です。

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1913年アドルフ・フリードリヒ5世 3マルク銀貨【PF62 CAMEO】
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重量:16.667 g
直径:33 mm
銀品位:.900
発行枚数:流通貨7,000枚、プルーフ貨は発行枚数不明
鋳造所:ベルリン

(表面)メクレンブルク=シュトレリッツ大公アドルフ・フリードリヒ5世の肖像と、ラテン文字で「ADOLPH FRIEDRICH V GROSSHERZOG V. MECKLENBURG STRELITZ」

(裏面)冠を戴いた帝国鷲とラテン文字で「DEUTSCHES REICH / 1913 / 3マルク」

(エッジ) GOTT MIT UNS

鑑定番号(NGC)8234624-004
NGC鑑定では上位にPF66が2枚のみ存在する準最高鑑定品となっております。

こちらの銀貨は「在位25周年記念(Commemorative - 25th Anniversary of Reign)」と表記されることがありますが、発行の1913年から逆算すると1888年はアドルフ・フリードリヒ5世が大公世子として公的活動を始めた年で、即位は1904年となっておりますので、「王族としての公的活動25周年」というような説明をされることが正確なのではないだろうか、と考えております。

アドルフ・フリードリヒ5世(Adolf Friedrich V., Großherzog von Mecklenburg-Strelitz, 1848年7月22日~1914年6月11日)は、ドイツの小国家メクレンブルク=シュトレーリッツ大公国の大公で、1904年から1914年の死去まで在位しました。

(アドルフ・フリードリヒ5世)

 


アドルフ・フリードリヒ5世は、メクレンブルク=シュトレーリッツ大公フリードリヒ・ヴィルヘルムの長男として生まれ、父の死去により1904年に即位します。

彼の治世は比較的平穏で、ドイツ帝国内における小邦大公として、帝国議会(Bundesrat)において形式的な発言権を持つに過ぎませんでした。

一方で、国内の近代化、教育、インフラの整備などに一定の関心を持っていたとされます。

メクレンブルク=シュトレーリッツは小国ながら、イギリス王室と関係が深く、シャーロット王妃(ジョージ3世の妃)はこの家系の出身です。

繊細に彫り出された大公の横顔と、気品あるレタリングは当時のドイツ銀貨の中でも特に評価が高く、発行枚数も限られていたことから、コレクター垂涎の希少性を誇ります。

CAMEOの評価が付与されている美しいプルーフ仕様で鏡面のようなフィールドと、すっきりと浮かび上がるデバイスのコントラストが際立ち、荘厳な輝きをお楽しみいただけます。

第一次世界大戦直前の緊張と誇りを映した一枚。

ドイツ帝国最後の輝きを、ぜひコレクションに加えてみてはいかがでしょうか。
 

到着まで3週間ほどお時間を頂きます。
【お支払い方法】銀行振り込み、または現金払い ※クレジットカードでのお支払いは現在は承っておりません。

販売価格
590,000
円(税込)

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